未経験から事務職へ転職しようと思ったとき、最初の壁になるのが「書類選考」です。
特に履歴書や職務経歴書は、経験が少ないほど“何を書けばいいの?”と迷いやすく、
自己PRも志望動機もつい当たり障りのない内容になりがちです。
しかし、書類選考は 工夫次第で合格率を大きく上げることができるポイント です。
企業が見ているチェック項目を理解し、「未経験でも魅力的に伝わる書き方」を押さえれば、経験の不足は問題ではありません。
この記事では、
●未経験でも評価される書き方
●言い換えテクニック
●採用担当が見ているポイント
NG例と改善例をわかりやすく解説し、初心者でも完成度の高い書類が作れる構成になっています。
未経験から事務職へ一歩踏み出したい方は、ぜひこの記事のテンプレートを参考にして
「受かる書類」を作ってください。
未経験でも評価される履歴書のポイント|採用担当が見る3つの基準

未経験から事務職に応募する場合、履歴書では「どれだけ事務に向いているか」を明確に伝えることが大切です。
採用担当は、経験よりも 基本的なビジネスマナーがあるか・事務職に必要なスキルを身につけられる人か を重視して確認しています。
ここでは、未経験でも評価される履歴書の書き方と、採用担当が特にチェックしている3つの
ポイントをご紹介します。
① 基本情報の正確さ・丁寧さ

事務職は、正確さやミスのない作業が求められる職種です。
そのため採用担当は、履歴書の字の丁寧さ、誤字脱字、写真の清潔感など「基礎的な仕事の姿勢」を細かく判断しています。

この基本部分が整っているだけで、「事務職に必要な正確性がある」と評価されやすくなります。
② 事務職に活かせるスキルを具体的に提示できているか

未経験でも、事務職で求められるスキルに言い換えることで評価が上がります。
採用担当は、過去の仕事で次のような能力が身についているかをチェックしています。
- PCスキル(Word・Excel・タイピング)
- コミュニケーション力
- スケジュール管理能力
- 丁寧な作業・事務処理能力
「接客経験があります」だけでなく、
→「お客様情報を正確に管理しながら、スピードと正確性を意識した対応を行っていました」
というように、事務に直結する表現 に変えると高く評価されやすくなります。
③ 志望動機が“事務職で働きたい理由”として明確か

未経験者の書類で落ちる大きな原因のひとつが、志望動機がぼんやりしていることです。
「安定して働きたい」「デスクワークに興味がある」などの内容では、採用担当は納得しません。
評価される志望動機のポイントは次の3つです。
- なぜ事務職を選んだのか
- 過去の経験がどう活かせるか
- 入社後どう成長したいか
この3点が書かれているだけで、「未経験でも意欲が高く、長く働いてくれそう」と判断され、書類通過率が大きく上がります。
志望動機が“事務職で働きたい理由”として明確か
未経験者の書類で落ちる大きな原因のひとつが、志望動機がぼんやりしていることです。
「安定して働きたい」「デスクワークに興味がある」などの内容では、採用担当は納得しません。
評価される志望動機のポイントは次の3つです。
- なぜ事務職を選んだのか
- 過去の経験がどう活かせるか
- 入社後どう成長したいか

この3点が書かれているだけで、「未経験でも意欲が高く、長く働いてくれそう」と判断され、書類通過率が大きく上がります。
ポイント
未経験から事務職を目指す場合、履歴書で最も重要なのは “経験不足をどう補うか”ではなく、“事務職に向いていることをどう伝えるか” です。
基本情報の丁寧さ、事務に活かせるスキルの提示、明確な志望動機の3点を押さえるだけで、
履歴書の印象は大きく変わります。
これらのポイントを意識して作成すれば、未経験でも十分に評価され、書類選考の合格率を高めることができます。
職務経歴書の書き方|未経験の経験を“事務に活かせるスキル”に言い換える方法

未経験から事務職を目指す場合、職務経歴書では「過去の経験を事務職にどう活かせるか」を的確に説明することが重要です。
実務経験がないからこそ、採用担当は 経験の言い換え方・スキルの伝え方 を細かくチェックしています。
ここでは、未経験者でも選考で評価される職務経歴書の書き方と、事務職に活かせるスキルへの効果的な言い換え方法をご紹介します。
① 過去の業務を“事務職で求められる力”に置き換えて説明する
職務経歴書にはこれまでの仕事内容をそのまま書くのではなく、事務職に必要なスキルへつながる形で整理して記載することが重要です。
事務職で評価される主なスキルは次のとおりです。
- 正確なデータ入力・書類管理能力
- PCスキル(Word・Excel・タイピング)
- コミュニケーション力・調整力
- スケジュール管理能力
- 丁寧な対応・業務の段取り力
たとえ別の職種であっても、これらにつながる経験は多くあります。
採用担当は、「どの作業が事務職のスキルにつながるのか」を理解しているかどうかを重視しています。
② よくある職種別の“言い換え例”を使うと評価が上がる
未経験者が最も悩むポイントが「どう言い換えるか」ですが、少し言葉を変えるだけで事務職にマッチした印象になります。
● 接客業 → 事務職

- 「レジ対応」
→ 数字を扱う業務に慣れており、正確な処理を心がけていました。 - 「お客様対応」
→ 相手の意図を正確に理解し、スムーズに情報共有するコミュニケーション力を培いました。 - 「売場管理」
→ 在庫数のチェックや報告など、事務作業に通じる管理能力を発揮していました。
● 飲食店 → 事務職

- 「注文取り」
→ 正確なヒアリングとミスのない入力作業を習慣化していました。 - 「予約管理」
→ スケジュール調整や顧客情報管理の経験があり、事務職の調整業務に活かせます。
● 販売職 → 事務職

- 「商品陳列」
→ 効率的に業務を進める段取り力を活かして作業していました。 - 「売上管理」
→ 数字の管理や日報作成を通して、基本的なデータ処理スキルを身につけています。

このように、具体的な「言い換え例」を使うことで、未経験でも事務職に向いている人材として伝わりやすくなります。
③ 実績は“小さくても数値化”すると説得力が増す

未経験者ほど、実績を数値化することが重要です。採用担当は、成果の伝え方が上手い人=事務職でも報告・共有できる人 と判断します。
例えば:
- 「ミスなく対応」
→「1日に100件以上のレジ対応を正確に処理」 - 「丁寧に接客」
→「クレーム率を前年比20%削減」 - 「売上に貢献」
→「平均販売数を月間10%伸ばした経験」
具体的な数字を入れるだけで、職務経歴書の信頼性と説得力が大きく上がります。
④ PCスキルは“使えるレベル”まで分けて書くと評価される

事務職ではPCスキルが必須のため、ただ「Word・Excelが使えます」と書くのでは不十分です。
例:
- Excel:SUM・AVERAGE・基本的な表計算ができる
- Word:ビジネス文書の作成ができる
- タイピング:1分間○○文字入力可能
このようにレベルを明確に記載すると、採用担当が「業務に支障なく使えそうか」を判断しやすくなります。
ポイント
未経験から事務職に挑戦する場合、職務経歴書の書き方次第で印象が大きく変わります。
これまでの経験をそのまま書くのではなく、事務職に活かせるスキルへ言い換えること が、書類選考の通過率を高める最大のポイントです。
過去の仕事を言い換え、実績を数字で示し、PCスキルを具体的に記載することで、未経験でも
十分に評価される職務経歴書が完成します。
志望動機・自己PRの例文|未経験から事務職へ伝わるメッセージの作り方

未経験から事務職を目指す場合、志望動機と自己PRは「なぜ事務職を選ぶのか」
「これまでの経験がどう活せるのか」を一貫したメッセージで伝えることが大切です。
書類選考では 志望動機と自己PRに整合性があるか を厳しくチェックされるため、説得力のある文章づくりが合否を左右します。
ここでは、未経験者でも採用担当に伝わる志望動機の書き方と、具体的な自己PRの例文を
ご紹介します。
① 志望動機は「結論 → 理由 → 活かせる経験」の順で書くと伝わりやすい
未経験で事務職に応募する場合、まずは 明確な志望理由 を伝えることが大切です。
志望動機は次の3ステップで構成すると、採用担当に読みやすく、納得感のある文章になります。
- 結論(なぜ事務職を希望するのか)
- 理由(自分の適性・価値観)
- 活かせる経験(未経験でも役立つ実績やスキル)
▼ 志望動機のテンプレート
- 結論:事務職を志望する理由
- 理由:事務に向いている根拠
- 経験:過去の仕事で得たスキルがどう活かせるか
② 未経験者向け|そのまま使える志望動機の例文
例文①(接客・販売経験から事務職へ)
「これまで接客業で培った正確な情報伝達力と、ミスなく作業を進める集中力を活かしたいと考え、事務職を志望しております。前職では1日100件以上のレジ入力や問い合わせ対応を通して、迅速で丁寧な処理を心がけてきました。正確さが求められる事務作業においても、この経験を活かし貢献できると考えております。」
例文②(飲食から事務へ)
「業務の効率化に興味を持ったことが事務職を希望した理由です。飲食店では予約管理や在庫チェックなど簡単な事務作業を担当し、数字を扱う作業やスケジュール管理の重要性を実感しました。未経験ではありますが、状況を整理しながら仕事を進める姿勢を活かして、事務としての業務に積極的に取り組んでまいります。」
③ 自己PRは“事務職に役立つ強み”に絞ると高く評価される

自己PRはアピールしすぎると焦点がぼやけてしまいます。
特に未経験の場合、次の3つのうち 1~2つに絞る と採用担当に伝わりやすくなります。
事務職で評価される3つの強み
- 正確性(ミスなく作業できる)
- コミュニケーション力(調整・報告ができる)
- PCスキル・業務改善意識(Excel・入力作業の速さなど)
④ 未経験者向け|そのまま使える自己PRの例文
✔ 例文①(正確性をアピール)
「正確性を重視した仕事が得意です。前職ではレジ締めや在庫チェックを担当し、数字の誤差が出ないよう丁寧な確認を徹底していました。事務職でもデータ入力や書類整理など正確さが求められる業務が多く、これまで培った集中力と慎重さを活かして貢献できると考えております。」
✔ 例文②(コミュニケーション力をアピール)
「相手の意図を汲み取り、円滑にコミュニケーションを取ることに自信があります。接客業ではお客様だけでなくスタッフ同士でも情報共有を行い、ミスを防ぐ環境づくりに努めてきました。事務職においても、報連相や部署間の調整に役立てると考えております。」
✔ 例文③(PCスキル・改善意識をアピール)
「作業手順を整理し、効率化を図ることが得意です。前職ではExcelを使って売上記録をまとめるなど簡単な入力業務を担当し、日々の作業がスムーズになるよう工夫していました。事務職としても、正確なデータ入力と基本的なPC操作を活かしつつ、業務の改善に貢献していきたいと考えております。」
⑤ 志望動機と自己PRは“ストーリー”としてつながっていることが大事
採用担当は、「言っていることの一貫性」を重視します。
たとえば、
- 志望動機では「正確さを活かしたい」と書いているのに、
- 自己PRで「コミュニケーション力を一番の強み」と書いてしまうと、印象が散漫になります。

志望動機で示した強みを自己PRでも深掘りすると、伝わりやすさが格段に上がり、
未経験でも評価されやすくなります。
✔ ポイント
●未経験の志望動機は「結論→理由→活かせる経験」の形で書くと伝わりやすい
●接客・販売などの経験でも“事務職に活かせる”形に言い換えることで説得力が増す
●自己PRは強みを1~2つに絞ると評価される
●志望動機と自己PRに一貫性を持たせると、未経験でも魅力がしっかり伝わる
書類選考に落ちないためのチェックリスト|よくあるNG例と改善ポイント

書類選考で落ちてしまう多くの原因は、「能力不足」よりも 履歴書や職務経歴書の記載ミス
内容の不十分さ にあります。
採用担当者は1つの求人に対して数十〜数百枚の応募書類を確認するため、基本的なポイントが押さえられていないと、その段階で不採用になる可能性が高くなります。
ここでは、未経験から事務職を目指す方が特にやりがちな NG例と改善方法 をチェックリスト形式でわかりやすく解説します。
「なぜ書類選考に落ちるのか」を理解し、通過率を上げるための改善に役立ててください。
① 【NG例1】志望動機が抽象的・どの会社にも当てはまる内容になっている
多くの応募者がやってしまうのが、
「御社の事務職に魅力を感じ志望しました」といった、誰にでも当てはまる志望動機です。
これでは採用担当者に 熱意も適性も伝わりません。
改善ポイント
- 志望動機は 具体的な理由+会社への共感 を必ずセットで書く
- 応募先ごとに文面を調整する
- 「なぜ事務職なのか」だけでなく「なぜこの会社なのか」まで書く

「○○の業務で貴社の成長に関わりたいと感じました」
など、企業と自分の接点を明確にすると通過率が上がります。
② 【NG例2】職務経歴が簡単すぎる/具体的な数字がない
「接客業をしていました。レジ業務や店舗掃除を担当していました。」
…これだけでは、あなたの実力を判断する材料がありません。
採用担当は 結果やスキルがわかる記述 を求めます。
✔ 改善ポイント
- 「どんな仕事を」「どれくらい」「どんな工夫で」行ったか数字を交えて説明
- アピールできる成果が小さくても書く(例:クレーム対応率の改善、作業スピードUP)
例:
「1日平均80〜100名のお客様対応を担当し、正確なレジ処理を徹底しました。」具体性があるだけで、未経験でも評価される文章に変わります。
③ 【NG例3】誤字脱字・日付の間違い・フォーマット崩れ
書類選考で落ちる理由として非常に多いのが 誤字脱字や記入漏れ です。
事務職は「正確性」が求められる職種のため、ミスの多い書類は評価が下がります。
✔ 改善ポイント

小さなミスで落ちるのは非常にもったいないため、細かい点ほど丁寧に確認しましょう。
④ 【NG例4】自己PRが「性格の良さ」だけで終わっている
「明るい性格です」「誰とでも仲良くできます」
こうした自己PRは、事務職の選考では評価されにくい傾向があります。採用担当が知りたいのは、“性格よりも仕事で活かせるスキル” です。
✔ 改善ポイント
例:
× 明るい性格です
○ 明るい性格を活かし、前職ではスタッフ間の情報共有を積極的に行い業務のミスを減らしました。
⑤ 【NG例5】写真の印象が悪い/表情が暗い
履歴書の写真は 書類選考の第一印象 を作る重要な要素です。
暗い表情やカジュアルすぎる服装は、それだけでマイナス評価につながります。
✔ 改善ポイント

写真だけ改善して書類通過した例はとても多くあります。
⑥ 書類選考に落ちないための最終チェックリスト

提出前は、以下のチェックリストで最終確認をしましょう。
- 志望動機はその会社専用になっているか
- 職務経歴は具体的な数字で説明できているか
- 誤字脱字・日付・フォーマットにミスはないか
- 自己PRは“事務に活かせるスキル”に焦点があるか
- 写真の印象は適切か
- 応募書類全体が読みやすく整っているか

これらを押さえるだけで、未経験でも書類通過率が大幅に上がります。
ポイント
・書類選考に落ちる主な理由は “内容不足・具体性不足・基本ミス”
・志望動機・経歴・自己PRは数字や根拠を入れると説得力が上がる
・誤字脱字や写真の印象など細かい点で評価が分かれる
・最終チェックリストを使うことで通過率を高められる
✨ まとめ

未経験から事務職へ挑戦する場合、履歴書や職務経歴書の内容は“経験量”ではなく、伝え方で評価が大きく変わります。
採用担当が求めるポイントを押さえ、経験を事務スキルに言い換えて書類を作り込むことで、
書類選考の合格率は確実に上がります。
今回紹介したテンプレートやチェックリストを活用すれば、未経験でも自信を持って応募できる
「伝わる書類」を完成させることができます。
書類選考はあなたの魅力を伝える最初のステップです。丁寧に準備して、事務職への第一歩を確実に進めてください。


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